日頃より、健康保険組合の運営につきまして 、 ご理解・ご協力頂き、厚く御礼申しあげます。
標記につきましては、近年、国への高齢者医療関連の拠出金負担増という問題を抱え、かねてより関係者の方々と慎重に財政改善の意見交換を行って参りました。そのような最中で、新型コロナウイルス感染症という大きな災禍が重なったことで、健保の収支バランスは急激に赤字基調に転じ、今年度も引続き大きな赤字決算となり、年度末には運営資金である積立金、準備金等の財産水準も予断を許さない状況となることが想定されております。
このような状況変化により、現在の収支構造のままでは、近い将来において、組合健保としてのサービスの継続が立ち行かなくなる状況が予見されてきたことから、昨年より、関係者の方々と“財政赤字を止め、単年度収支均衡の運営へ転換”できるよう「加入者の実態」「現在の経済水準と今後の見通し」「組合健保としての優位性の保持」等を確認しながら、改善策の検討を重ねて参りました。今回、この改善実施策を折込み、去る 2 月 3 日に開催いたしました組合会におきまして、「財政健全化に向けた事業運営の見直し」を付議し、 決議に至りましたので、本日、加入者の皆様へ、書中にて概要をご報告申し上げる次第です。
今回、当健保においては約10年振りの大きな見直しとなります。加入者の皆様へは多大なご負担をお掛けすることになりますが、この見直しにより 、将来に渡って加入者皆様の健康支援を維持継続できるよう 、組合健保としての 役割を果たして参る所存です。 今回の見直しの背景、諸事情へのご理解と、当健保運営への引続きのご協力を賜ります様、何卒よろしくお願い申し上げます。
