歯の病気(特に歯周病菌)は、血液を介して全身のさまざまな部位に悪影響を及ぼし、生活習慣病の原因となることが明らかになりつつあります。
2025年度上期に実施した歯科健診(無料モニタリング)の受診者結果について、以下の通り報告いたします。
今回の健診では、「定期的に歯科受診をしていない」と回答された方が全体の約70%を占めており、受診の結果「虫歯や歯周病の治療が必要である」と診断された方も複数確認されました。
このことから、「知らないうちに罹患している」、「症状に気づかないまま進行している」といった可能性が伺えます。
歯科疾患は口腔内だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことがあるため、定期的な歯科健診を心掛け、歯の健康維持とともに身体の疾病予防にも努めましょう。
2024年度下期に続き、女性の受診者が多い傾向は継続していますが、男性の割合も増加傾向にあり、口腔ケアへの関心が高まっている様子が伺えます。
「しばらく歯科を受診していない」と回答した方の割合が高く、前回の歯科受診についても「前回いつ受診したか覚えていない」「1年~2年以内」と回答した方の割合が高くなっています。
また、定期的に歯科を受診していない方が半分以上を占めていることから、歯科受診の習慣のない方が今回のモニタリングをきっかけとして歯科を受診されたことが分かります。
「不安がある」と回答された方は簡単に状況をお聞かせください
☆治療するべき虫歯があるか気になる ☆歯が劣化しているか心配 ☆奥歯がたまに痛い ☆歯茎の状態に不安がある ☆加齢による歯の状態が気になる ☆磨き残しがないか知りたい |
2024年度には「歯や歯茎の状態に不安がある」と回答した方が過半数を占めていましたが、2025年度上期ではその割合が43%に減少し、「不安はない」と回答した方が57%と、良い傾向が見られました。
ご参加いただいた方の年齢層の違いも影響している可能性はありますが、全体として歯の健康に対する意識が高まっている様子がうかがえます。
また、日常のちょっとした違和感や、治療後の歯の状態について気になるという声もあり、こうしたモニタリングが歯の健康づくりのきっかけになっていると感じられます。
このモニタリングが歯の健康づくりのきっかけになったことがわかります。
感想・ご意見ありがとうございました。企画内容の向上に向けた参考とさせていただきます。